思いついたら書きます
ショート・ショート 『お楽しみはこれから』
Y氏は日記を読んでいた。 〇〇月〇〇日 毎日、仕事が大変だな〜。 帰り道にコンビニで買ったお酒を飲んで、 好きなテレビを見て、体力回復!! 明日は、新人が来るか ...
ショート・ショート 『観客はかぼちゃ』
「観客をかぼちゃだと思え!」 頭の中に響いた声は、足元に落ちた。 眩しい光が照らされる中、黒い影が私の方へ叫んでいた。 頭からつま先までの体の至る所に神経を研ぎ ...
ショート・ショート 『感情を食べる男』
男は、感情を食べることができるようになった。 それは、感情が分からない男へ、神が授けた贈り物なのかもしれないし、悪戯にサイコロを振っただけなのかもしれない。 ...
ショートショート 『爪』
我が家には、ルールがある。 猫の爪が伸びている間は、撫でてはいけないというルールだ。 リビングで、我が家の猫、ミケを撫でていた。 ミケは、名前の通り三毛猫で、お ...
ショートショート 『雑草の名前』
アスファルトの裂け目から生えた花は、俺の知らない花だった。 「雑草は、この世に存在しないんだよ」 ゆうは、足元に目線を落としながら俺に言った。 「どういうことだ ...
ショートショート 『穴』
その穴は、かなりの大きさになっていた。 両手、両足で大の字を作っても余るほどの広さだった。 胸の高さになるまで、掘った穴から出るのには、力が足りなかった。 仕方 ...
ショートショート 『いろんな趣味』
飲食店のテレビには、街角の人に趣味を聞くという番組が流れていた。 趣味の特集で、インタビューを受けた人たちが趣味を話すというものだった。 「あなたの趣味はなんで ...
ショートショート 『コップの水』
テーブルに置いてあるコップを倒した。 中に入っていたわずかな水は、私のノートを少し濡らし、プリントの端を湿らせる程度だった。 幸い筆記用具が、水の行方を遮ったお ...
ショートショート 『違和感センサー』
頼む、間に合ってくれ。 心の叫びが、目の前にいる花嫁に聞こえていないか心配だった。 目の前では、白い服に包んだ彼女が、優しげな笑みを浮かべていた。 朝起きた時に ...
ショートショート 『絆創膏』
なんの衝撃なのかは分からない。 だが、現実での衝撃ではないということと、その衝撃を自分で作り出していたということだけは分かった。 気がつくと、目の ...