積読 『Think Smart』 金銭的なモチベーション

積読

こんにちはゆうらいふです。

今回は、『モチベーションのクラウディング・アウト』について書いていきたいと思います。

この記事で分かることは以下の通りです。

『モチベーションのクラウディング・アウト』とは
『罰金制度』の落とし穴
『モチベーション』を上げる方法

 

『モチベーションのクラウディング・アウト』

『モチベーションのクラウディング・アウト』とは
金銭的な理由で行っていないことに金銭が関わると、その非金銭的な意欲が減衰してしまう現象

『金銭的なモチベーション』『非金銭的なモチベーション』を駆逐してしまいます。

私たちが仕事をする時、やりがいや社会の役に立つという目標を掲げているとします。
そこに『ボーナス制度』が導入されることによって
『モチベーションのクラウディング・アウト』が起こります。
その結果、社員のモチベーションは低下し、ボーナスが関わっていないものを気にかけなくなってしまうといったものです。

 

待機児童に対して課される罰金

保育園が悩まされている問題でで、親の迎えが遅れるというものがあります。
指定時間を遅れて子を預かりに来る親がいるため、職員たちは預け親が来るまで、子供と残る必要があります。

職員の仕事時間が延びてしまうため、ほとんどの保育園は、遅刻してくる親へ「罰金」を課すことにしました。
ですが、遅刻する人は減るどころか逆に遅刻をする人が増えたことが調査によって明らかになっています。

 

お金はモチベーションにつながっていない

保育園に『罰金制度』を導入したことによって、保育園と親の関係が、人間同士の関わりから、金銭を通したものへと変化しました。
つまり、遅刻が正当な行為になってしまいます。

人間同士の関わりは、無償で行われますが、そこにお金という目に見える価値が関わったことによって、お金の関係に変化してしまいます。
会社が社員にお金を払うよう、保育園にお金を払っているからと考えた結果、都合があって、遅れるといった理由付けが、お金を払っているから遅れてもいいといったものに変化してしまったのだと思います。

 

金銭的なモチベーション

仕事のモチベーションが、やりがいや熱意である人にボーナスを与えてしまうと、モチベーションが下がるという話を書いてきました。

もちろん、金銭的なモチベーションで働く人たちもいます。
それは、成果報酬型の職業です。
顧客を多く取れば、ボーナスが増えるといったような人たちは、逆にボーナスがなければ、熱意はなく、仕事は最低限しかしないでしょう。

仕事に対して、やりがいを求めるか、金銭を求めるかといったものは性格がほとんどなので、どうやれば社員のモチベーションを上げるのかというのは、難しいところです。

非営利的なのか、営利的なのかでも変わってきますし、営利的なものでも社員には、やりがいを感じた方が幸福という人もいると思います。
どちらの方がより高いモチベーションを維持できるかを考える必要があります。

また、新しく事業を立ち上げるのであれば、高額のボーナスを提示するのではなく、やりがいなど、仕事に意味を与えると言ったほうが社員のモチベーションを上げることができます。

 

子供へのお小遣い

子供とお金を介した関係になるのはお勧めしません。
子供が宿題をしたり、手伝いをする人いったことは、本人が自発的に行うことで意味が生まれます。

同じ行為でもお金が介入すれば、家族のために手伝っていることとお金のために行っていることが重なってしまいます。そのため子供は、お金のために手伝っていると思われることを嫌がったり、お金の関係のないところでお金を要求するようになります。

感謝されることは、無償ですが、お金が関わってくると会社のような関係になってしまいます。

お小遣いを渡すのであれば、毎月決まった日に決まった額を渡すことにし、お金のためではなくて、本人の意思で動いていることを尊重してください。
そして、その時はきちんとお礼を言いましょう。

 

終わりに

お金に価値があると思い込むのは、人間だけではありません。
サルと通貨の実験があります。
リングを通貨と見立てて餌と交換できる仕組みをサルに教えました。
サルは、すぐに通貨の価値を信じ込みました。

私たちは、価値のない紙切れを信じています。
世界中の人がその紙切れを信用しているからこそ価値が生まれます。

親子の愛というのは、無償で与えられるもので、友人関係などの人間関係も同じだと思います。
しかし、愛というのは、世界中の人がもてるものですが、目に見えません。

目に見えるお金の価値というのは、目に見えない人の愛よりも価値が大きいと錯覚してしまうのかもしれませんね。

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。
また、次の記事でお会いしましょう。


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Posted by yuuya yamaguchi