草刈りループ2

涼宮ハルヒの憂鬱というアニメがあり、動画サイトで観たことがある。特に印象に残っている回がある。それは「エンドレスサマー」という回である。なぜ、印象に残っているのかというと、数週間連続でほとんど同じ内容のアニメを放送していたからであり、エンドレスサマーが3回ほど流れると、私はすぐに飽きてしまいほとんどスキップで動画を再生した。エンドレスサマーがどんなエンディングを迎えたのかは分からないし、知りたくもない。それほど私は同じ内容を観ることが辛かった。そして、その過度なストレスを感じたという記憶だけがエンドレスサマーには染みついていた。
田んぼの周りに生えた笹を刈ろうと思い、糸ではなくてブレードの草刈機を準備しに家へと向かった。空は青く、緑との相性が抜群で気持ちが良かった。1週間ほど前に狩り終えた田んぼに目をやると、私はその光景に目を疑った。刈り終えたはずの田んぼは、薄いひげが生えたように青々としていたのである。
毎日、違う田んぼの草を刈り、全てを刈り終えるとまた、最初の田んぼへと戻る。これをしばらく続けなければならない。エンドレス草刈り、草刈りループ。SF系の映画を観ることが多い私は、この現象がとても奇妙なものに思えた。なんてことない、ただ、草が生えているだけなのだが。
今日は気分転換に田んぼではなく、別の場所の草刈りを行った。プラムやキウイが植えられている少し高い場所にある場所だった。私はその場所の車が入ることができるようになっている場所に笹が生えていることが気になっていた。気分転換だ。どうせなら綺麗にしよう。そう思い、その笹を刈ることにした。
積み上げられた笹は軽トラ3台分ほどだった。どうせ、また生えてくるだろう。2週間もすれば、細かな笹が頭を出し、私のしたことをなかったことにするだろう。
作業が終わった私は気分が良かった。草に覆われたプラム、キウイ園が綺麗になったからだ。心の中に渦巻いていたもやが晴れていくように、
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