第八十回 個人的な今週のエッセイ R7.10/19-R7.10/26

ブログ活動

 

 

お品書き

 

今週の映画

今週は久しぶりに「ダークナイト」と「セッション」を観た。
「ダークナイト」はジョーカーのカリスマ性や狂気さが際立つ作品で序盤の銀行強盗のシーンは忘れられない興奮を味わうことができる。
逆に「セッション」は最後のシーンが感動的で「ダークナイト」と同じような狂気の演出を音楽版で味わうことができる。

映画でも本でもなんでもそうだが、没入感はこういった娯楽では必要になってくると思う。今週の作品はどちらも狂気の演出をしたものであり、特別な没入感を味わうことができるのでぜひ観ることをおすすめする。
それと私は「セッション」を観るのは2回目なのだが2回目の方が感動を覚えることができた。最後のシーンが最高という記憶がなかったのできっと1回目はあまり真剣に観ていなかったのかもしれない。

作品は真剣に作られたものだから、こちらも真剣に観なければならないと反省した。観ている側が気づかない演出は存在していないのも同然なので、そんな寂しいことはしたくないと思った。

 

今週の本

最近は本を読めておらず、1週間以上かけて「香水」を読んだ。私の好きな本である中村文則「銃」に似ているところがあってかなり面白い小説だったと思う。

厭世的な考えを持った主人公が人生を一変させるものと出会い、生きていてよかったという喜びを感じる。そして、最終的にはその人生を一変させたものによって自分の人生が破滅することになる。

私が好きなストーリー構成で流れの気持ちよさがある。
魔法のランプを手にするアラジンもこれと似ていて、ジム・キャリーのマスクもこれと似ているかもしれない。

香水はパフュームという映画の原作になっていて、私は映画でこの小説を知った。狂気さやエロティシズムが入り混じる映画になっていて芸術性が高い。

映画と原作ではかなり違うように感じたが、どちらも面白い作品だったので観てほしい。

 

 

バッグ探しに妥協はない

私はバッグを探している。文庫本が入る程度のサイズで携帯と小さな財布が入れば嬉しい。デザインはシンプルなもので余計なロゴがないもの、素材は軽く、チャックの開け閉めにストレスがないもの。値段は2000円から3000円。条件の優先度はサイズでやはり文庫本が入る程度のサイズの中で最小のものが嬉しい。

そんなバッグはどこにでもあるだろうと思っていたが、それが中々見つからない。実際にあるのか、という疑問もあるかもしれないが私の母が持っていて私もそれを使うことがある。母は使っていないので貰えばいいのかもしれないが、私は自分でそれを見つけて買いたいと思っているから困っている。

高崎のイオンモールに遊びに行ったとき(家からは3時間以上かかるから、そんなに気軽ではない)バッグの並ぶ店を順番に回って行った。しかし、そこに私の条件に合うバッグは見つからなかった。
私はバッグ選びをしているときにこれは婚活だと思った。婚期を逃した人間が自分が選べる中で最高の相手を選ぶというもの。私はいい相手がいなければ結婚をしなくてもいいと考えているので、いいバッグが見つからなければ無理に買う必要がないと考えていた。

「仕事も結婚も同じでさ、探している雰囲気さえ出してれば応援されるよね? ほら、なんの努力もしていなければ叩かれるけどさ、探してる人は真剣な感じがするじゃん?」
「そうだけど……いい人がいないって言ってる人は理想が高すぎるって言われるんだよ」
「なんか、それもそれで嫌だな」

「じゃあ、俺は理想が高いからバッグが見つからないのか」
自分で言葉にして初めて気づいた。バッグが店に置いていないのは、誰もそのようなバッグを欲しがらないからだろうと考えた。

「でもさ、ここまできたら妥協したくないよね」

 

 

動物の感情表情

動物の感情表現は単純で嬉しさと怒り、甘えたりリラックスしていたり、怖がったりといったものしかない。全身で表現しないと相手に伝わらないから、言葉を持っていない動物は表現力が高いのかもしれないとも思っている。
そして人間は言葉を持っているのにも関わらず感情表現が特に優れているわけでもない。動物のような単純さは子供のときに抜けてしまうから、表現力というのが段々と廃れていき、つまらない大人が完成する。

人と関わるよりも動物と関わっていた方が安心できるという人もいるかもしれないし、人といると余計なことを考えてしまうから恐怖を感じる人もいるのかもしれない。私は他人に対して深読みをすることが面倒なので感じ取ってしまったとしても無視することにしている。だから疲れることもある。

先日、懐かしい表情をした女性がいて、なぜ私が他人に興味を持ったのかを考えていた。それはきっと感情表現に答えがあるのだと思った。私が感じた懐かしさというのは安心感のようなもので、それが昔の感情を引っ張り出してくれたのかもしれないと思った。向こうは無意識だと思うが、そのような感情表現を羨ましく思った。私は必要のないときに笑ったりなどしない。だがその笑顔というのが相手を安心させるかもしれないということを私は忘れていた。

 

 


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