スイカ泥棒

ハクビシンという害獣を知っているだろうか。豚のような鼻と長い尾を持ち、額には特徴的な白い線が入っている生き物である。どうやらハクビシンというのは天井裏に住み着くらしく、同じ場所で糞尿をする厄介な習性があるらしい、そうすると天井が腐り、落ちてくる可能性がある。また、糞尿には害虫が湧くため衛生面的にも良くないというものだ。厄介な生き物である。
畑に行くと、所々に実が剥き出しになったスイカが転がっていた。どうやらハクビシンにやられたのだそうだ。去年も似たようなことがあった。祖父はハクビシンを退治するためにスイカに毒を仕込んでいた。後で聞かされたのだが、舌を出し、硬直したハクビシンが畑に横たわっていたそうだ。
割れたスイカを見ていると、見ていないはずの光景が頭の中に浮かんだ。祖父は今年も同じことをするのだろうか。
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