夏の朝

私は夜寝る時、夏であっても毛布を使用している。私は毛布の肌触りが好きで、あのモコモコとした生地を素肌で感じていると安心感を覚えるのだ。夏の夜はまだ涼しい、だから毛布から少し片足を出すくらいで心地のいい温度調整が可能になる。睡眠は温度が大切だという本を読んだことがあるのだが、冬のように一度体温を下げた状態が入眠に高価的なようだという。だが、朝を迎えると、蒸し蒸しとした温度が覚醒とともに訪れる。その不快な感覚はシャツが肌にはりつくような汗のせいかもしれないし、肌に浮き上がる汗や、鋭い鳥の鳴き声などのせいかもしれない。とにかく、夏の朝というのは二度寝する気力にもならない。外は明るく、うるさく、布団を被ると熱がこもる。もう一度寝ようという気にもならず、仕方なく布団を片付けるのだ。冬はなぜ、あんなにも起きることができないのだろうか。寒くて、布団から出られない。外が暗い。理由は思いつかないが、それだけで十分な気がした。人間は太陽と共に行動すべきであり、毎朝決まった時間に起きる必要さえないと思っている。社会もそうなればいいのになと思う。暗くなり電気をつけながら残業をするのではなくて、すぐに寝て、明るくなってから活動をする。人間の最も合理的な生活がそれだと思うが、そう簡単には採用されないだろう。世界は忙しく、やることに溢れている。それが対して意味のないことであっても、騒がしくひしめいている。
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