卵を孵化させたい男 第十七話 風邪気味

18日目になりました。
本日の検卵では、卵を落としそうになり、今年で一番焦りました。
最近のガチャポンは、爪のようなものが付いているので、開ける時に注意が必要ですね。
力の入れ方が分からず、下手したら卵を潰してしまうかもしれないので、細心の注意を払っています。
並行世界では、卵は割られていると思います。
気をつけないといけないです。
今日は、検卵後にガチャポンに卵を戻そうとすると、半開のまま手が滑ってしまいました。
机に落ちそうだったところを両手で受け止めましたが、今度は、手首の隙間から床に落ちそうになってしまい、間一髪、太ももを閉じて、落ちることを防ぐことができました、スーパーセーブでした。
本当に焦りました。
鳥だけに鳥肌ものですね。
ちなみに卵の中は、血管が見えずらくなっています。
その理由は、卵の細胞が徐々に集合してきているからだと思います。
予定では、残り三日ですが、少しだけ遅れている気がします。
血管が見え始めたのも、3日から5日は遅れているので、今週中もしくは、来週の頭になりそうです。
私の部屋には、ミルワームを飼っており、別の部屋では、うさぎを飼っていますが、私は動物を好きなのではないかと最近になって思いました。
以前までは、動物を飼っていると自由を奪っている気がして嫌だと感じ。
向こうの遊び相手は、私だけなのに私には、他にやることがあるというのが、自分勝手な気がして嫌に感じました。
動物との関わり方は、嫌がることをしないというのが、基本ですが、私は、動物を尊敬するという意識を持っているので、観察して気持ちを察するというのが、得意なのかもしれません。
数年前には、ハムスターを飼っていました。
もしも、動物と話すことができれば、色々と会話をすることができます。
普通は、撫でで終わりですよね。
ペットが、何かを伝えようとしている時に自分にしなければいけないことがあると、かまってあげることができません。
うさぎの脳は、人間でいう1歳児、犬や猫は、6歳児だと聞いたことがあります。
子供が近寄ってきてかまってあげないというのは、かわいそうですよね。
そして、動物は可愛いので癒されますが、お世話は大変です。
それが、動物を飼うということです。
世話ができない人間が、可愛いからという理由だけで何かを手に入れようとするのは、動物が道具のように扱われているような気がしするので、気になってしまいます。
私の性格の中には、自分が嫌いなものと同類になりたくないというものがあるので、嫌悪してしまったらそれを遠ざけようとしてしまいます。
極端に考えてしまいますが、なりたくない人間にはならないという道を矯正できているので、いい方かもしれません。
そして、虫にも可愛いところはありますが、撫でたいとか一緒に寝たいとかと思うことはありません。
やっぱり、虫は怖いです。
ハムスターを飼っていた時は、水槽から脱出したハムスターが、寝ている私の顔に登ってきた時もありました。
壁に四足をつけ、背中を壁に押し付けて突っ張るように登っていくので、気がついたら箪笥の上にいたという時もありました。
降りる時は、頭を下にして、同様に降りようとするのですが、固まって、こちらに助けを求めるような視線を送ってくるのが、たまらなく愛おしかったです。
いい思い出ですね。
鳥は、前に話したように食べ物だと思っているので、どうなるか分かりませんが、卵を拾った時から立派な鳥にすると決めたので、育児放棄をしないことはもちろん、野生で立派に生きられる鳥にしたいと思います。
まずは、生まれてくれることを願うばかりです。
それにしてもガチャポンの中で、育つなんてすごいですよね。
実験感覚で、温めていますが、ガチャポンと腹巻きがあれば安全に卵を温められるというのは、画期的だと思います。
人間が作ったものを他の生き物が違った使い方をしているというのは、技術力がスライドされているようで面白いです。
私は、花粉症なのか、風邪なのか、鼻水が止まらないので、体調管理に気をつけたいと思います。
それでも、熱が出れば卵を温めるのに有利になりますね。
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