雷の音

今日も昨日も午後には外で雷が鳴っていた。といっても雨が降っているわけではなく空が灰色なだけで、雷が光っているわけでもなかった。窓を開け外を見て、数分。雨が降り出す気配はなく私は今日の作業を始めることにした。暑いことに変わりはないのだが、太陽が隠れているというだけで気分が楽になる。そういえば、先日雷についての番組を見た。今でも遠くでは雷が鳴っているが、雨が落ちてくる気配はなかった。
どうやら、雷は1億ボルトもあるそうだ。ピカチュウは10万ボルトだというし、私の家で使っている害獣対策の電柵は6000ボルトだというので、私の想像を超える威力に違いない。6000ボルトの電柵は祖父が誤って触れたことがあるのだが、肩がハンマーで叩かれるほど鈍い衝撃が走った。と言っていた。それでも祖父は笑っていたため、実際にどのような感覚なのかは分からない。分からないからと私が実際に試したいとは思わないが、間違って触れてしまった時はよく観察したいと思っている。
番組では雷に当たった人が意識不明になると言っていた。服と靴には穴が空き、落雷が人体を通り、地面へと伝っていった道のようなものができたそうだ。その人は意識を取り戻した、だが、もしかしたら気絶してそのまま元に戻らない可能性もあるだろう。運だという。たまたま落ちた雷に人が当たった。それだけのことなのかもしれない。それにどうやら、海への落雷も感電する可能性もあるため、サーファーたちは雷が聞こえると海から上がるのだそうだ。
雷が鳴っているからと言って、確実に当たるわけではないだろう。相当運が悪くなければ当たらないし、運が良ければ当たっても死なないかもしれない。だから、その確率に甘え、涼しくなったことに感謝さえしていた。もしも落雷に当たったとしても、その瞬間に意識を失うだろうから余計なことを考えることもないかもしれない。一度、落雷に打たれて縦に割れた木を見たことがあった。それは黒く変色し、木の中間地点まで綺麗に割れていた。
そんなことを考えていても、やはり自分が雷に当たるなんて思えなかった。一度空を見てみたが、やはり、どう考えても当たらないだろうと思った。遠くで雷が鳴る。少しの風と雨が夏の暑さを和らげた。
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