積読 『Think Smart』 なぜ、注意の錯覚が怖いのか?

こんにちは、ゆうらいふです。
この記事は、『注意の錯覚』についてです。
この記事で分かることは以下のことです。
『注意の錯覚』とは?
の何が恐ろしいのか?
私たちはどうすればいいのか?
まずは、心理学で有名とされている実験の話を書いていきます。
『注意の錯覚』実験
1990年代にハーバード大学の心理学者
クリストファー・チャブリスとダニエル・シモンズはある映像を撮影しまし、それを被験者に見せました。
その映像は、「白いTシャツ」と「黒いTシャツ」を着ている2つのチームが、バスケットボールをパスし合うといった内容の映像です。
被験者には、「白いTシャツを着た学生」がボールを何度パスしたかを数えるように指示されました。
そして、その動画では、途中におかしなことが起こります。
『ゴリラの着ぐるみを着た学生が、ボールをパスし合う学生の真ん中まで歩いてくると胸を叩き、そのままその場から去っていく』といったものです。
そして、その映像を見終わった被験者に「何かおかしなことがなかったか?」と尋ねます。
そうすると、面白いことに動画を見る人の半数は、ゴリラに気付くことがなく、驚きました。
この実験から分かることは、
私たちは自分の視界の中で起こっていることを一つも見逃さないと思い込んでいるので『見ようとしないもの以外、見えなくなっている』ことが多いということです。
運転中の携帯電話の使用は、〇〇と同じ状態
携帯電話を使用しながら運転をしている時の反応速度は、飲酒運転をしている時と同じくらい低下しています。
そして、それはハンズフリーであっても変わりません。
そうすると、飛び出しや急ブレーキなどの不測の事態に対処できなくなってしまいます。
理由は、注意力が余っていないからです。
運転する時に私たちは、一つのことに集中するのが危険と言われます。
相手と会話をする、ハンズフリーであったり、携帯を操作するというのは、注意力が運転から携帯電話に移行しています。
その注意の移り変わりの時が、一番危険でミスが起こりやすいと言われています。
先ほど紹介した実験のゴリラというのは、「今の危なかったよ」と後になって言われる気が付けなかったものと同じでしょう。
不測の事態の対処に使うための注意力を携帯に吸い取られてしまっていることで対処が遅れます。
怖いのは、対処が遅れたということではないです。
それを説明していきます。
事態が起こらないと気が付けない
重要なことは、すべて認識できているという錯覚に陥ってしまうのは、認識したものにしか、対処できていないからです。
認識ができ、対処ができたもの
認識ができ、対処ができなかったもの
認識ができず、対処ができなかったもの
認識ができなかったが、対処がでたもの
これらは、すべて違います。
ですが、これらを混ぜてしまうというのが恐ろしいことです。
認識ができなかったのに対処ができたというのは、運がいい人です。
何かが起こった後でしか反省や改善をするしかないのが、この注意の錯覚の怖いところです。
起こるかもしれないことを完全に防げるかと言われたら難しいでしょう。
それは、私たちには知り得ないことです。
ですが、ある程度のことを推測することはできますし、防げたかどうかを確認する術もありませんが、起こりうる確率を減らすことはできるかもしれません。
違和感センサー
少し、話はずれて『違和感センサー』の話をします。
注意の錯覚に陥りにくくするために私が行っていることを書きます。
私は、普段からメモを取る癖があり、理由は
メモを取らないと脳は、曖昧な記憶を作り上げるからです。
記録と記憶では、信頼性が違ってくるので、筆跡を信用するようにしています。
それと人は3つしかものを考えれらないということを本で読んだことがあったので、メモを取らないことでだんだんと曖昧になっていく記憶を疑っていることもあります。
メモをとって、気付く力がついたのかはわかりませんが、細かいところを注意深く観察することによって、『違和感センサー』の精度が上がります。
『違和感センサー』という名は私が勝手につけたもので、脳が違和感を感じ取ると教えてくれるものです。
難しいのですが、音で表すと、「むぎゃ、ふぎぃ」みたいな音がします。
「なんか、気持ち悪いな」というものがあると必ず、的中するので、私は信用するようにしています。
違和感センサーその1
家を出る時に『違和感センサー』が反応すると、大体は忘れ物関係のことです。
『違和感センサー』はいつ反応するのかが分からないので私が今からしようとしていることから順番に考えます。
外出をするのであれば、忘れ物の確認をし、急に反応すれば、前後の予定などを確認するようにしています。
経験したことがある人は分かるかもしれませんが、なんか忘れているという感覚を広げたようなものです。
なんとなく、友達の靴に『違和感センサー』が働き、それを気のせいだと思うとその友達が転んで怪我をし、靴紐が結ばれていなかったと後から気付くと言ったことです。
最近の違和感センサー
『違和感センサー』の的中率は、かなり高いので、信用しています。
なので、必死になって探し、その違和感を取り除くようにしています。
中には、取り除けないもの、気が付けないものもあります。
先日、祖父の友人が家に来た時の話です。
祖父と、筍を採りに行っていたらしく、初めて見る人でした。
私は、人の話し方や行動を観察する癖がついていて、何度か会えば、性格が分かります。
その時は、その人の歩き方に『違和感センサー』が反応しました。
その人の歩き方を初めて見ましたが、なぜか足首をマッサージするような歩き方をしており、なんとなく気になりました。
ですが、初めて見る人だったという理由で関係ないと考えることにしました。
その後、その人が帰った後、祖父たちが朝に採りに行ったという場所に行くことになりました。
その場所には、猪を獲るための罠が仕掛けられており、祖父と白い張り紙を付けた記憶があります。
猪の罠を確認しにいくと、筍を掘った後の近くで、罠が地面から出ていて、壊れているものを発見しました。
ここからはあくまで予想ですが、もしかすると筍を祖父たちが採りに来た時に祖父の友人は、誤って踏んでしまったのだと思います。
その人は、かなり話し好きで、終始口を開いていたのですが、足をマッサージするように回しながら歩くのであれば、そのことについて何か触れるはずです。
ですが、足に関して一切話をしなかったということは、壊したことがバレたくなかったのだと思います。
あくまで、考察なので、実際に壊したかどうかは興味がありませんが、その人が嘘をつく性格かもしれないという一つの説を立てました。
違和感センサーと注意力
『違和感センサー』の話は、起こらなければ、対処できないことに気付くのに役立つと考えたからです。
そのためには、普段から注意力を鍛えて気付く力を養う必要があります。
細かいことをメモし、何度も忘れてたということに気が付くのです。
完璧だと考えた後に忘れていたものに気が付くと、そこで強化されます。
完璧だと思っていたのに錯覚だったと自分の脳を疑うところが第一歩です。
終わりに
運が良い人というのは、自分が認識していないところで救われている人だと考えます。
自分が認識した上で、成果を出すのであればそれは実力です。
怖いのは、運で成功できたことを実力と勘違いすることです。
理由なしの成功はありますが、理由なしの失敗はありません。
自分が認識できる世界を増やして、コントロールできるものを増やしていくのが、私たちが錯覚から逃れる方法だと思います。
0には、できませんが、少しずつ認識できる範囲を広げていきましょう。
ここまで、読んでいただきありがとうございます。
また、別の記事でお会いしましょう。
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