積読 『Think Smart』 数字を使った嘘のつき方とは

こんにちはゆうらいふです。
この記事では、『ウィル・ロジャース現象』について考えていきたいと思います。
初めて聞いたという人もいると思いますが、数字を使った胡散臭い広告の仕組みをざっくり知ることがと思いますので、ぜひ読んでいってください。
この記事で分かることは以下のとおりです。
- 『ウィル・ロジャース現象』とは
- 印象を良くする方法
- はたして、医療は発達しているのか?
『ウィル・ロジャース現象』とは
ウィル・ロジャースという名前は、アメリカ・オクラホマ州のコメディアンからつけられた名前です。
「オクラホマの住人がカリフォルニアに移動したら、どちらの州でもIQの平均値が上がるどろう」というジョークにちなんでつけられました。
バカにされることが多いオクラホマの平均IQも、カリフォルニアのIQの平均よりは高いという意味のジョークです。
『ウィル・ロジャース現象』について具体的な場面を紹介していきます。
数字を使い印象を操作する
『ウィル・ロジャース現象』は、視聴率や投資の利回りなど数字として見えるものの印象を良いものにすることができます。
本書に載っていることをひとつ紹介します。
小規模の車の販売店が2店舗あります。販売員は全部で6名
あなたの管轄下に販売員をおくことになります。
平均すると、販売員1は、月1台車を売ることができます。
また、販売員2は、月2台……販売員6は、月6台売ることができるとします。
そして、販売員1〜6をふたつの店舗に分け、店舗毎に平均を出します。
「店舗A」は販売員1、2、3 (月平均2台)
「店舗B」は販売員4、5、6 (月平均5台)
この時にあなたは、「店舗B」にいる販売員4(月4台売ることができる)を「店舗A」に移動させます。
「店舗A」の販売員は、1、2、3、4となったことで、ひと月の一人当たりの平均売り上げが、2.5台に増加します。
そして、「店舗B」の販売員は、5と6だけになったので、ひと月の一人当たりの平均売り上げが、5.6台に増加します。
販売員4を「店舗A」から「店舗B」へ移動するということは、全体的に見たら何の変化も起きていませんが、数字を増やすことに成功しました。
このように平均を使うことで、「印象を良くする」ことが可能になっています。
嘘つきは、数字を使う
先ほどの例は、新しく人を採用した訳ではなく、改善した訳でもありません。異動をしたというだけで部分的に平均が上がったということをお伝えしました。
あくまで、例を使いましたが、見せ方を変えただけで全体としては、何も変わっていません。
投資家やジャーナリストなどが言う、平均値が上昇したというものには注意が必要な場合があります。
先ほど、説明したとおり、見せ方を変えたに過ぎないということがあるからです。
数字は嘘をつかないということを使って、嘘がつけるということを書きました。
医療の発達
腫瘍の進行度は、ステージ1〜4までの四段階で分類されます。
『ウィル・ロジャース現象』と同じ作用である
『ステージ・マイグレーション』という言葉は、腫瘍のステージの意向に由来しています。
ステージが4に近づくにつれ、生存率は下がっていくことを示しています。
私たちの世界では、毎年、新たな技術の登場により、診断の精度が上がります。
以前は発見できなかった腫瘍が見つかることで、健康だと思われていた人が、ステージ1に属することもあります。
そうすると、ステージ1の患者の平均生存率が上がることになります。
医療技術が上がり、生存率が上がったということなのか
新しい技術の登場により腫瘍を見つける精度が上がったということ
これらを判別することはできません。
終わりに
業績などは簡単に操ることができるという話を書きました。
人が評価をする時に見るのは、実績などの数字です。
車の話でもしましたが、全体として変わっていないものも部分的に見せることで、実績を作ることが可能になっています。
そして、問題となってくるのが、医療についてです。
医療は、時が経てば、研究が進み様々な病を治すことができるようになってくると思います。
ですが、確率は、あくまで指標なので運が全てです。
操ることができる数字も、操れないものもあるということを伝えてこの記事を終わりにします。
ここまで、読んでいただきありがとうございます。
また、次の記事でお会いしましょう。
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