秋田旅行計画

なぜ、ココスでハンバーグではなくカレーを頼んだのかというと、私は辛い物が食べたかったからだ。別にココスに行ったからといって、ハンバーグを頼まなければならないわけではなく、実際に父と叔父はそれぞれステーキとチーズインハンバーグを頼んでいたが、別の叔父はマグロ定食のようなものを頼んでいた。スープバーでオニオンコンソメスープを注ぎ、ドリンクバーでホットコーヒーとミックスジュースを注いだ。そして準備が整った私はカレーにセットでついていたサラダをフォークで突き、口に運んだ。
チーズインハンバーグを頼んでいた叔父に「そういえばチケット取れた?」と聞かれた。サラダを咀嚼し終えた私は「まだとってないよ」と言った。「早くとった方がいいよ、あれ、もう12月になるよ」叔父の言葉を聞き、そういえば12月は秋田に一人旅に行こうと思っていたな、とぼんやりと思った。
私は少し前にその叔父にJRの株主優待券をもらっていた。東日本の区間が4割引になるという券でそれを渡されて「一人旅にでも行ってきなよ」と言われた。どこに行こうかと考えている時、また別の出来事があった。
母に言われて行ったカフェは私の住んでいる市にあった。母から言われた2週間後にそのカフェに行き、マスターにいつからやっているのかと聞くと、1ヶ月ほど前からだと言っていた。母から聞いたのは2週間前ということは、できてすぐのものを母がたまたま見つけたということになる。そしてそこには、遠くからそのカフェ目的で来た人がいた。一人旅が趣味だとその人は言った。カフェのマスターとその人は旅が好きらしく、マスターの方は20代の時は海外を飛び回っていたという。そんな2人に私は、一人旅に行こうと思っていて、おすすめはないかと聞いた。そして、2人は秋田県の乳頭温泉がいいと言った。
「チケット早くとった方がいいよ、予約埋まっちゃうし、早い方がいいよ、よし、今日帰ったらすぐ取りなよ」
「分かった」
私は家に帰ると、乳頭温泉に行くという大雑把な計画に肉付けを始めた。どこの旅館に泊まるのか、そして何泊するのか、日帰り温泉の時間や周辺の観光スポットについて調べた。利用する駅と行きと帰りの時間を決めて無事に計画が立て終えた。そして次の日に予約をすることができた。
私は乳頭温泉に泊まるつもりでいた。それは宿泊者限定で購入することができる「湯巡り帖」というものがあり、それは乳頭温泉郷にある7つの温泉の日帰り一回ずつの値段の合計の金額なのだが、プラスでその温泉を巡るバスを利用できるというお得そうなものだった。なので予約をしたのだが、冬季期間にやっていない温泉があり、温泉同士が比較的近いというのを後から知った。だから、別に乳頭温泉に宿泊する必要がないことに後から気づいた。歩いていけるし、全てを回ることができないから、しかし、日帰りは15時までと記載してあった。だから、そう考えるとやはり泊まった方がいいのかもしれない。温泉を拠点とし、近くの日本一深い湖、「田沢湖」と角館にある「武家屋敷」を見に行くことにした。宿の予約を取ろうとすると、12月はほとんど埋まっていた。だから、私は空いていた来週に行くことになった。決まれば早いが、私は行動が遅いと、改めて思った。
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